中学生の時から通っていたラーメン屋が閉店するという事で食べに行った。
普段はすぐに座って食べられるようなこじんまりとしたラーメン屋だったのだが、今日に限っては店の外に長い行列が出来ていた。みんな常連だったのだろう、思い出話で盛り上がる人、記念写真を撮る人。自分も思い出にふけりながら並んでいた。
店に入る。こんなに忙しそうにしてる亭主は見た事が無い。テーブルの上に大量のどんぶりが並んでいるのも見た事が無い。最後なので、冒険して頼んだ事の無いメニューを頼んでみることにする。
ベースはいつもの味。いつものように美味しく食べられた。ごちそうさまといい、店を出る。
初めてこの店に来てから、色々なラーメン屋を巡った。元々ある流派のラーメン屋だったので、似たような味のラーメン屋はいくつもあった。それでも、通っていたいつものラーメン屋が、閉店する。